医療と介護のサービス向上をめざして

高齢者人口比率が20％に近づき、いよいよ高齢化社会が現実のものとなってきました。このような高齢化社会に対応するため、昨年4月から介護保険制度がスタートし、高齢者医療保険制度も数次にわたる改訂の途上にあります。

医療用酸素濃縮機は、在宅医療・在宅介護対象者の約7割の方が何らかの形で必要とする中軸的な医療機械で、MTSが手がけてきた技術のもとに製造されます。医療用酸素濃縮機事業を当社の中核事業として位置付けることによって、在宅医療・在宅介護対象者及び介助者・介護者の方々との継続的な信頼関係を築いきたいと考えています。

また、幸いにして米国トップの総合医療・介護用品メーカーであるメドライン社から日本における総代理権を取得することができました。同社は、10万アイテムに上る膨大な商品群を、主としてネット直販により供給しています。

医療用酸素濃縮機事業とメドライン事業の相乗効果により、短期間に在宅医療・在宅介護市場に手厚い物的バックアップ体制を構築し、日本の在宅医療・在宅介護の質的な向上に貢献することができるものと考えています。

医療機器・介護用品に加えMTSには、予防医学的見地から開発された健康用酸素濃縮機、及び医療機器・介護機器の消毒に必要なオゾン消毒装置も事業の一環として加えられており、より充実したサービスが提供できる体制づくりを目指しています。